最終処分場の意義

全国から出てくるゴミの再利用やリサイクルが難しい廃棄物が最後に辿り着く最終処分場。最終処分場というフレーズは核の放射性廃棄物の処理問題などで、広く知られるようになりました。

しかし、ゴミの最終処分場というのは土壌還元を目的とするものなので、周辺で暮らしている方々にとっては、水質汚染や土壌汚染の心配がありますから、最終処分場の調査団が来るだけで、抗議を起こすほど、その中身や意義というのは浅い知識のみが広まっている状態にあります。

これは、問題が起こってしまった事例に着目し、成功例に目を向けない時世による事もありますが、正しい知識を持つことにより、最終処分場の重要性を把握して頂きたいです。

では、その結果、受け入れた最終処分場というのは、どのような意義があるのか。

最終処分場で処分される廃棄物は、冒頭で述べた通り、これ以上の再利用はコストが掛かり過ぎたり、そもそも再利用が出来ないといったものになります。

そして、最終処分場はその廃棄物を土壌還元や後の再利用技術発展の為に、無害化した上で埋め立てるというものです。要は、この最終処分場が全国のどこにも設置出来ない場合、多額の国家、又は地方自治体の予算を使い再利用させるか、企業が負担をする事となります。

前者に関しては、各地方自治体で持っている予算から不公平さが出ますから、不可能に近いです。後者の方が可能性は高いですが、各企業もコストが掛かり過ぎる事には躊躇します。踏み込んだ企業も倒産のリスクを負うでしょう。そこに着目した、新規事業として海外への売却などを謳った業者も出てくるかも知れませんし、追い込まれた企業が海洋投棄などの不法投棄を行ってしまうかも知れません。

一般の企業がもしも無断で投棄をしてしまった場合は、現在のシステムよりも危険性がかなり高くなります。これは、現在のシステムが最終処分場の前に、中間処理にて焼却処分などを行い、環境や人体への無害化をしてから埋め立てているからです。

厳正なチェックのもと、最終処分場へと運ばれた廃棄物は、厳正な管理のもと、後の世への期待を込めて管理されるのです。物事の意義というのは、もしも無かった場合を考えれば、自然と意義を感じるので、無かった場合の事について述べてきましたが、この文章を読んで、環境問題に感心のある方は参考にして頂き、又は、現在問題に直面している方は、考えを再度見つめ直す切っ掛けになって頂ければ幸いです。