諸外国の事情

一般家庭や企業などから廃棄物が排出されることは全世界共通のことなのですが、そうやって排出されたゴミをどのように処理していくのか、という点においては様々な違いが見られます。
日本では戸別収集や自治体が管轄する処分場などの形式が一般的であるように思われているのですが、国によってはそうした制度が運用されていないところもあります。
そもそも廃棄物の処理や収集が民間によって多く行われているところもあるんですね。
特に、最終処分場については国によって大きな違いが見られます。

現在日本が行っているゴミの処理方法については、世界から見ても非常に品質が高いという特徴があります。
かつて高度経済成長期には工場から排出される公害物質によって多くの健康被害が発生した過去があり、そうした反省から、日本では廃棄物の処理について非常に厳しい基準を設け、しっかりとした管理を行っているのです。

最終処分場はその名が示すとおり、廃棄物が排出からたどる道のりの中で、もっとも後に行くべき場所です。
埋め立てなどを行い、今後処理をしない場所ということになりますから、できるだけ「容量を少なくし」、「無害化」させることが何よりも重要になってくるんですね。
しかしながら、諸外国の最終処分場では、まだ十分な処理を行わないまま、容量を保った状態で埋め立てしてしまうことがあります。
そうすると、かさばる廃棄物によって最終処分場の限界容量に近づいてしまうのと同時に、水分を含んだ生ゴミなどに菌が繁殖してしまい、悪臭などの不快な状況になってしまうことがあるのです。

また、同様に、高性能の炉を持っていないところでは焼却が不十分な「生煮え」のゴミをそのまま埋め立ててしまうところ、ひどい所では焼却をすることなく、生ゴミをそのまま埋め立ててしまうところがあります。
焼却炉整備のための費用なども課題になっていることは事実ですが、その点を比べると日本の最終処分場の質は非常に高いということがわかりますね。